社会福祉法人 長姫福祉会　児童養護施設 おさひめチャイルドキャンプ 主任児童指導 員 安藤民平様より「つなごう！こどもの笑顔」〜私たちにできること〜と題して、卓話いただきました。

　安藤様は、 東京生まれで青森育ち。信州大学教育学部に入学され、卒後後世界一周一人旅に出たそうです。その旅でエクアドルを訪れた時、ストリートチルドレンと出会 い、それが子ども虐待防止の取り組みへ入っていくきっかけになったそうです。

　安藤様が所 属されている児童養護施設とは、保護者がいなかったり、保護者の適切な養育を受けられなかったりする子供たちを公的責任で保護・養育し、家庭を支援する 「社会的養護」の仕組みの中に位置づけられている施設だそうです。児童養護施設は全国に約600ほど。飯田下 伊那には３施設あ

る そうです。もともとはおさひめ保養園という名前だったそうですが、「力を蓄えて自立していく」という意味を込めておさひめチャイルドキャンプという名称に 改名されたとのこと。守るというだけでなく「自立」という子供の未来を考えた強い思いが込められていて素敵だと感じました。

　 児童養護施設の役割は、地域の子育てニーズに応え、様々な課題を抱えた子供をケアできる専門施設とのことですが、その存在を知ってもらう、私たち一人一人 が関心をもつということがとても大事になってくると考えさせられました。　そして、児童虐待防止のシンボルはオレンジリボン。その啓発活動として「オレン ジリ

ボンたすきリ レー」や関連イベントが全国各地で行われているそうです。児童虐待かも？と思ったら「189」へつないで ほしいとのことです。

　まずは、私 たち一人一人が「地域で子供を育てていく」という意識を持ち、児童虐待防止への関心をもっていかなければいけないと感じました。